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ドット絵とは

みなさまがお持ちのパソコン、あるいはゲーム機…

それらコンピュータの画面が、実際はどのようになっているのか、というのはご存知
でしょうか?

実は、コンピュータ画面はすべて、拡大して見ると、とても小さな四角形がギッシリと 縦と横にしきつめられた、いわばマス目のような状態になっているのです。
そのマス目ひとつひとつの事を、"ドット"または"ピクセル"と呼びます。



ところで、同じ大きさの画面でも、このドットの数が

とても少なければ低解像度(ローレゾ)
きめ細かく多ければ高解像度(ハイレゾ)といいます。



そして昔は、現在(2016年)に比べかなりの低解像度の時代だったため、 絵をキレイに見せるためには、かなりの工夫が必要でした。

なので、当時の職人の方たちは…

「ドットをどう並べればそれらしくなるか…」 「少ない色をどう使えばキレイに見えるか…」

…と、少しでも美しく見えるようにと様々な努力を重ねました。

そしてひとつの描画技法として高められてきた技、 それが「ドット絵」です!







ドット絵を襲った進化の波…

そんな中、世の中のコンピュータはどんどん高解像度化していきました。

その進化の波は、ドット絵の世界をおびやかします…

もともとドット絵は、低解像度の時代に「仕方なく編み出された技術」にすぎません。

なので、高解像度時代の今となっては、ただ絵を描く為の手段としてのドット絵など必要が
なくなってしまったのです…





よみがえるドット絵

しかし、ドット絵は本当に時代に見捨てられてしまったのでしょうか…?

そんな事はありません…!

今、80年代前半あたりの家庭用ゲーム機風ドット絵(8bitレトロ)が"レトロ感のあるクラシックなアート"として、 そしてもっと後期の洗練されたドット絵(90年代あたり)も併せて、その魅力が見直されてきているように思います。

この勢いに乗って、ゆくゆくは、例えれば、油絵や水墨画といった”独特な趣のあるアート”の一つとして肩を並べ、 多くの人に当たり前に親しんでもらえるようになる…そんな未来も夢ではないかもしれません…!





輝け!ローレゾアート

さて、そんなドット絵の未来の輝きのため…

私個人がどこまで力になれるかはわかりませんが、

私がドット絵作品を作る際は、できるだけローレゾアート(超低解像度でみせるドット絵※) という形にて作成したいと思っております。

わたし自身、先人様たちにドット絵の魅力を教えてもらったのは、他でもない、低解像度の… ローレゾアートの時代でした!

ですので、ローレゾアートならば、もう一度次の世代の人たちに魅力を伝えることができる… そう信じています!

多分に我流で邪道な部分もございますが、僅かでも私のドット絵作品から、ローレゾアート
の魅力を少しでも感じて頂けましたら、こんなに嬉しい事はありません。

それでは、ここまでお読み頂きまことにありがとうございました!


輝け!ローレゾアート!

※言葉自体は2Dも3Dも含めた呼び方かとは思いますが主に”ドット絵”を指して使わせて頂いております。

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